講師・味匠 喜っ川 代表取締役社長・村上町屋商人会 会長 吉川真嗣 氏
テーマ・「 自ら動いて切り拓け村上市民の地域活性化への挑戦」
■期 日:平成27年 9月28(月)
■時 間:19:00開始(18:30開場)
■会 場:clubジョイア・ミーア
新潟市中央区東堀通7番町1016-1
TEL:025-224-2588
[ 講師プロフィール ]
■参加費:2,000円(懇親会費)
■申 込:にいがた未来塾幹事(ご紹介者)にお申込。または、にいがた未来塾HP http://www.niigata-miraijuku.jp/ からお申込みください。
■備 考:本会は満18歳から満39歳までの志ある方を対象とした会です。40歳以上の方で参加を希望される方はオブザーバー参加となります。詳細は幹事までお問い合わせ下さい。
<プログラム>
18:30 開場/受付開始
19:00 グループディスカッション開始
19:15 吉川 様 ご講演
20:45 インターミッション (お料理、お飲み物をお召し上がり下さい)
20:55 グループ発表 (代表者がディスカッションでの意見を発表します)
21:15 吉川 様と葉葺塾長のトークセッション
21:40 吉川 様との名刺交換 / フリーディスカッション
22:00 終了
次回のにいがた未来塾は、味匠喜っ川代表取締役で、村上町屋商人(あきんど)会会長を務める吉川真嗣さんを講師としてお迎えします。吉川さんは村上の伝統食である塩引き鮭など鮭製品を製造・販売する老舗「味匠喜っ川」を経営するとともに、村上の市民による街づくりの推進役として活躍し、全国から「観光カリスマ」として注目を集めています。
全国の地方都市と同様に、村上の商店街も郊外のショッピングセンターに客足を奪われ衰退の道を歩んでいました。吉川さんは、商店街を通る道路を拡幅し町の近代化を図ろうとする計画が発端で、村上の歴史を生かしたまちづくりに取り組み始めました。以前吉川さんは「単なる古い町屋があるだけで商店街には何もない」としか感じていませんでした。町屋とはお店の奥に茶の間などの生活空間、作業場が続く家の造りです。ある時都会から訪れた旅行客を店の奥まで通したことがありました。旅行客は囲炉裏や仏壇、神棚のある明治時代の古い町屋の生活空間を見て、「すばらしい。」と驚きました。その時、吉川さんはいつも何気なく目にしている町屋の生活空間こそが村上のシンボルであり財産だという事に気が付きました。
吉川さんは商店を営む町屋を一軒一軒訪ね「町屋の公開」を依頼して回りました。この呼びかけに応じた町屋の店舗を紹介したマップを作成し、観光の目玉としました。気軽に店舗に足を踏み入れ、タイムスリップしたような町屋の生活空間に入ることは旅行客とのコミュニケーションを活性化するツールになりました。町屋に加え村上に古くから伝わる財産を生かした「町屋の人形さま巡り」や「町屋の屏風まつり」といったイベントを次々と立ち上げ、今では年間30万人の観光客が村上を訪れているそうです。
現在では市民全体で歴史を生かした町の活性化に取り組む村上ですが、長年に渡り市役所、会議所、商店街からの強い反発がありました。そんな中でもあきらめず道を切り開いてきた吉川さんは「誰よりも強い思い」、「志」を持ち、自らが行動を起こす事が大切と言います。吉川さんがどのようにリードし村上の町全体に変革を起こしてきたか、その秘密に迫りたいと思います。
にいがた未来塾 塾長 葉葺正幸